親子キャンプにて (2007/9/9)
富岡小学校の父親グループが主催する「学校キャンプ」に参加。同グループがこの行事を始めたのは、7年前。これまでに、各地域からの見学もあり、市内及び市外にまで同様の催しが広がったという。これは、その原動力になった、魅力的な親子キャンプだ。
150張りものテントが校庭いっぱいに広がる。壮観。そこに400人近くの親子が宿泊する。キャンプファイヤーも賑やかに行われた。父親たちの嬉々とした運営の姿に子供たちも嬉しそうに従う。頼りになる父とのコミュニケーションを楽しんでいる。

家庭教育や地域交流の一環として、みごとな歴史を作り上げてきたこの親子キャンプだが、その姿に、もうひとつの思いが立ち上がる。防災は、災害発生時の被害をいかに抑えるかも重要だが、実は、災害後の暮らしに備えるのも重要な課題であるはずだ。
このような野外活動で蓄積されていく経験と知識は、災害後の暮らしに役立つもののひとつになるといえよう。そして伺えば、150を超えるテントは、すべて各家庭から提供されたものだという。これらは、普段は見えない、隠された市民のポテンシャルのひとつと考えられる。
テントなどの資材、キャンプの経験と知識。こうしたものは、いわば、市民が有する潜在的な可能性だ。これらをきちんと把握し、共有するための仕組み作りが、今後、災害後の暮らしにとって重要になってくるだろう。
そして、この仕組み作りには、子供たちの命を含めて、未来を守る意味が込められている。いま、私に求められているものは、ひとつひとつの施策成果だけではなく、実は、こうした未来を見据える「構想力」なのではないか。それを実感した一夜であった。
